はいどーも!もりいですよ!!
さて今日は、
養成所の授業のお話
ですよ!!
うっかり、ですよさんみたいになってるけど!!
養成所に通うことを検討している方、養成所に通うことになった方は、
養成所って、
どんな授業があるの??
どんな講師がいるの??
そもそも何すんの??
などなど、気になることはたくさんありますよね!
ここは、
実際に養成所にしっかり通って、同期数百人の中で主席で卒業した、わたくし、もりいが徹底解説させていただきますね!!
どんな授業があるの?
先生!!お笑いの勉強って将来なんの役に立つんですか!?
それ義務教育のときに言うやつやろ!
『お笑いの養成所』
とは言うものの、何を教えてくれるというのでしょう?
学校の授業が国語・数学・理科・社会、など、科目ごとに分かれているように、お笑いの授業も科目ごとに分けて授業(レッスン)をしてきいます。
どんな種類があるか、各養成所ごとに多少の違いはあるでしょうが、大まかには同じだと思いますので、主なものをご紹介します。
①ネタ見せ
なんと言ってもこれに尽きます。
お笑いの基本中の基本、
ネタを各自が講師の方に披露します!
そしてダメ出し(アドバイス)をもらう!
という内容の授業です。
もちろん授業なので、教えてもらうという意味合いもありますが、それより強い意味がこの授業にはあります。
いわばネタ見せは芸人としての戦いそのものです!
誰が一番おもろいか決めるのがネタ見せです!!
ネタ見せ良ければ全て良し!!!!
ここで結果さえ出せば認められます。
他がダメでもOKです。
逆に言うとこれがダメなら他で良くてもダメです。
要は、
面白いかどうかが、この授業で決まるということです。
授業というよりバトルです!!
クラスの人数が多いとネタを全員披露できない場合があります。
僕のときはそういうときは抽選でした。
ただ、ネタ見せの授業に必ず毎回出ているけど、一回も自分のネタを披露しない、というやつらが結構たくさんいました。
たぶん自分のネタを見せる自信がなくなっていくんでしょうね。
でもそういうやつで上に行ったやつはいません。
必ずネタ見せは積極的に行いましょう。
そして戦いを勝ち抜いてください!!
②ボイストレーニング
ここからはネタ見せに比べるとおまけみたいなもんですが、おまけも大事です。
ボイストレーニングですが、こういった基礎は必ず養成所期間にしっかり身につけておいてください。
M-1グランプリの一回戦なんかは一般の人も出たりするのですが、素人とプロは声が全く違います。
面白いこと言っても聞こえなければウケません。
これってアホみたいなことですが、素人は9割がこういう基礎ができません。
声の出し方の基礎中の基礎だけでもしっかり教わっておいてください。
あとはトレーニングや応用は自分でもできますので。
③ダンス
正直みなさん思うんじゃないでしょうか。
芸人にダンスって必要??
100人生徒がいたら100人とも思っています。
でも逆らって評価が下がったり面倒くさいことになるのは嫌だから大半の人はマジメにやるか、適当に手を抜いてやります。
とはいえ芸人で踊れる人は多く、それをネタや芸にしている人も多いです。
ダンスやキレのある動きが得意な人は、せっかくお金払ってるんで、しっかり学んで伸ばしておくに越したことはないんじゃないでしょうか。
苦手な人は正直無理に伸ばす必要はないと思います。
アメトーークでも『踊りたくない芸人』とかありますが、苦手も笑いにしてしまえば成立するのが芸人の世界です。
④演技
演技なんていうのも、人に教えてもらうものではないかもしれないですが、例えば舞台でも最低限のルールだったり、専門用語だったり、というものがあります。
こういうときはここを通っちゃいけない
とか、
このときはこっちを向かないといけない
とか。
ここでも、表現の世界においての最低限のルールを知っておくに越したことはないです。
授業まとめ
4種類の授業をご紹介しましたが、基本ネタ見せが全てです。
ネタ見せは絶対にやってください。
それ以外はおまけです。
ただ、おまけでも重要なことはたくさんあるので学びたい人は積極的に学びましょう。
苦手な人や、やりたくない人は無理することはありません。
芸人でもない、お笑いとしては素人のダンスの先生なんかに、
『芸人ならこれぐらいできなきゃダメだよ!』とか言われる筋合いはないし、それに逆らえない状況は精神的に不衛生です。面白い人も面白くなくなってしまいます。
オリエンタルラジオさんなんかはネタ見せ以外は一切出ていなかったけど、ネタがずば抜けていたから圧倒的に評価されて、NSC在学中からテレビに出演していました。
ただし、露骨にサボったりして目を付けられて、評価を下げてしまったりするのは避けましょう。
嫌でも行かなきゃいけなければ、
『後に話のネタになる』
と思ってやってください。
どんな講師がいるの?
先生!
オレ、先生みたいになりたいッス!!
とりあえずオレは君の先生ではないよ、というところから教えようか。
芸人さん・作家さんなど
主にネタ見せの授業は、芸人さんや元芸人、作家さんなどが行います。
大手事務所の養成所なら現在テレビで活躍している有名な人が来ることも多々あります。
もちろんピンキリで、「誰やねん!」っていう人もたくさんいますが、まあもちろん確実に自分よりは業界歴は長い人になります。
そういった一線で活躍する方や、経験者からの話は、刺激になりますし、勉強になります。
ただし!!大事なマインドを教えておきます!!
素人のとき、テレビを見て、
こんな芸人なにが面白いねん。俺の方が面白いわ。
と思いましたよね??
その気持ち、持ち続けてください!
養成所に入ったら、
『人に教わる』という立場になるので、強い気持ちが無ければ、その環境に流されて、よくわからない「誰やねん!」の講師なんかに自分のネタを否定されたりします。
そこで素直に言うことを聞いてたら、そいつより上にはいけません。
ダウンタウンの松本さんだって昔は養成所の生徒ですよ。
松本さんがよくわからん講師の言う事聞いて、自分の発想を曲げたと思いますか?
超売れてる芸人に言われたところで、
なんぼのもんじゃい!俺の方がおもろいから俺の方が売れたるわい!!
と思ってやってください。
(失礼な態度にはならないように、敬意はちゃんと持ってください)
僕はそれができなかったのが後悔です。みなさんにはそうなってほしくないです。
他はその辺の町の教室と大差なし
お笑いの養成所なので、ネタ見せの講師はやはり力を入れています。
ただ、それ以外の授業の講師(ダンス、ボイトレ、演技など)に関しては、基本は特別な人がやるわけでなく、その辺の町の教室で教えてるようなぐらいの人がやっています。
その他養成所で学ぶべきこと・やるべきこと
グラビアアイドルの電話番号の聞き方とか教えてくれるんですか?
電話番号て!イマドキ電話番号て君!!
礼儀、挨拶、上下関係を学ぶ
芸能界には芸能界のルール、お笑い界にはお笑い界のルールがあります。
もちろん、
「そんなルールくそくらえじゃ!俺がルールを作ってやる!!」
ぐらいの破天荒さは、気持ちとしてはあっていいと思いますが、実力が伴いうちからそんなことやっても、周りから嫌がられて、自分自身の首を絞めてしまいます。
売れてる芸人さんはもれなく礼儀や上下関係を重んじています。
成功者から良い部分を学びましょう。
お笑いの基本ルールを知る
これは意外と盲点なのですが、お笑いっていくつかのルールがあるのです。
一つ例を挙げるとするなら、
『人のネタをパクってはいけない』
こういったことって、テレビを見ている限りでは、
「大丈夫じゃないの?人のネタやってる人いるよ?」って感じると思うんです。
僕自体そう思ってしまっていました。
ただ、テレビのそれはいろいろ立場や関係性があって成り立っているわけで、素人に毛が生えたぐらいの新人がやったらダメだったりするんです。
まあ遅かれ早かれ、養成所じゃなくても実戦で気付かされることですが、問題などになる前に教えてもらっておけば安心です。
ネタ作りの基礎を学ぶ
お笑いというのは独自の発想が大切なので、基礎はあってないようなものなのですが、それでも知っておいて損はないというものもたくさんあります。
例えば、すべらない話なんかで、
『学生時代の友人Aくん』
という話をするとき、いきなりAくんの本エピソードをするのではなく、Aくんの見た目や、一つAくんの軽いエピソードをして、なんとなくAくんの人となりを聞く人にイメージさせてから本エピソードに入ります。
素人は大体いきなり本エピソードから入ると思います。
こういったことは単純な技術なので、知っているか知らないかだけの問題です。
養成所でこのような技術を身に付けておくことは良いことだと思います。
まとめ
まとめると、養成所の授業は、
・ネタ見せ(最重要!!)
・ボイストレーニング
・ダンス
・演技
ネタ見せ以外はおまけだが、バカにはできない。
講師はピンキリだが、どんな講師だろうと、
『俺の方が面白い!』という気持ちを持って接すること。
その他、礼儀やルールを学ぶことができる養成所は本人次第で非常に良い環境となります。
どの養成所にしようか迷っている方はこちらもご覧ください。
↓↓↓↓
ぜひ多くのことを学んでください!
それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました!!
コメント